『食でととのう~サウナ好き管理栄養士が思うととのいとは~ vol.5』

管理栄養士     ~第5回 タモギタケでととのう~

今月は「きのこ」についてご紹介いたします。暑くて体力・免疫力が低下するこの夏こそ、きのこを食べて乗り切りましょう!

きのこの栄養

きのこには様々な栄養が含まれています。

ビタミンD・オルニチン・ビタミンB群・βグルカン等たくさんの栄養が含まれています。

中でもβグルカンは多糖類という食物繊維の一種で、免疫力を高める効果があるといわれており、体外から入ってきたウイルスなどを撃退し、病気から体を守る働きがあります。暑くて体力が落ちているこの夏こそきのこを食べて免疫力を上げていきましょう!

きのこは冷凍すると栄養価が上がるといわれていますので、上記の栄養を損失させないためにも、冷凍保存をおすすめします。
冷凍することによって、凍りが細胞壁を破壊し、栄養素やうまみ成分が流出するのを防ぐのです。
冷凍前は水洗いや加熱はしない方が良いとされています。水が付着することで傷んでしまったり、加熱することで風味が失われてしまいますので、注意しましょう。

私はスーパーで色々な種類のきのこを買って、ジップロックに入れ、自家製の冷凍きのこミックスを作ってストックしています。普段から味噌汁やスープ、炒め物やパスタなどに入れ、積極的にきのこを取るようにしています。また、最近はひき肉料理(つくねなど)を作る際には、えのきを細かく切って、ひき肉と混ぜるようにしています。かさを増すこともできますし、栄養価もアップできるのでおすすめです。お豆腐を追加してもたんぱく質をとれるので、さらに良いかもしれません。

今注目のタモギタケを知っていますか?

突然ですが、皆さんは「タモギタケ」をご存知ですか。
「タモギタケ」は北海道や東北地方でよく採れるきのこで、黄色い大きなかさが特徴的なです。
今注目されているのは、このタモギタケというきのこに含まれる成分「エルゴチオネイン」です。「エルゴチオネイン」はアミノ酸の一種で、菌類や一部の細菌が合成できる物であり、人の体では合成できないといわれています。抗酸化作用が非常に強く、アンチエイジングや肌にも良いといわれています。

北海道や東北地方以外では、なかなか食べる機会がないかもしれませんが、薬膳鍋やスープカレーのお店で見かけることが多くあります。だしの風味が強く、食べ応えがあるのでぜひ一度ご賞味ください!

 

 

弊社ではエルゴチオネインを含有するタモギタケエキスの原料を扱っております。

北海道産たもぎ茸 機能性成分エルゴチオネイン

 

今月の整い場所は【久松湯】

練馬区にある「久松湯」。美術館のような目を引く外観が特徴的です。
そして浴場にはなんとプロジェクションマッピングによる光の演出があります。湯船に浸かりながら癒しの時間を過ごすことができます。
また、サウナ・水風呂の後に待ち構えているのは……まるで旅館に来たような景観の露天風呂。緑を見ながら整うことができます。皆さんもぜひ日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

久松湯の詳しい情報はこちら

来月は、タモギタケを使用したカレーを作成した秘話をご紹介します。お楽しみに。

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